Cheers Agri Projectの発足
2017年3月30日、リクルートが和歌山県有田市(以下有田市)と地方創生のための包括連携協定を締結した。4月の異動者の私にとっては初の有田訪問が記念すべき締結日となった。
リクルートと有田市は、2013年に観光を事業領域とするじゃらんリサーチセンターが、有田市内外の人々と協力して、地域に新たな仕組みや事業などを創造する活動で協働して以来のお付き合いがある。
この活動をきっかけとして、農業支援による地方創生を目指す私たち地方創生プロジェクトと、みかん産業の活性化に取り組みたい有田市が繋がり、包括連携協定の締結に至ったのだ。
包括連携協定の取り組み項目は4つ。
1:みかん生産者の経営支援
2:農産品のブランド確立
3:農産品の販売力強化
4:地域振興推進の人材育成
大きな課題解決に挑むこのプロジェクト活動を成功させるには、推進力のあるプロジェクト運営が必要だ。
まず、チーム体制と会議体を検討し、月に一度の全体会でプロジェクト活動の進捗確認と課題検討を行うことを決め、年度内の全体会の日程を確定させた。
また、プロジェクト管理ツールとして「ミッションツリー」と呼ぶ取り組みテーマのゴールと各月のマイルストンを管理するフォーマットを定めた。(※取り組みページ参照)
そして、プロジェクトに関わるデータの保管や共有のため、クラウドサービスを利用するなど、システム環境も整えた。
しかし、私がプロジェクトの成功に最も必要だと信じているものは、メンバー同士の信頼関係だ。
私が勤務する東京と有田市は片道約5時間の道のりだが、なるべく顔と顔を合わせて打ち合わせを行うため有田に通うなど、距離や立場の違いを超えた信頼関係の構築のために努力を惜しまないでいたいと思う。
プロジェクトは今始まったばかりだが、メンバー同士の繋がりを大切にしながら、リクルートと有田市が一体となってプロジェクトを成功に導けるよう、強固な連携体制を築いていきたい。
この記事を書いたメンバー
小林 慶太
有田市との協働プロジェクトリーダー
みかん農家の生産性向上・新規就農者支援スキームづくり担当