〈解説〉有田市原産地呼称管理制度と日本橋三越での販売イベント
有田市産のみかんは高品質であるにもかかわらず、関東圏での知名度はそれほど高くはありません。そこでプロジェクトでは、有田みかんの認知度向上のため、11月29日から12月5日の7日間東京日本橋にある三越本店にて有田市認定みかんの販売イベントを行いました。
有田市認定みかんとは、平成22年度に創設された「有田市原産地呼称管理制度」の厳しい基準による園地審査および官能審査に合格した最高品質のみかんです。
有田市の原産地呼称管理制度は、有田市の特産品、特に有田みかんブランドの高品質なものを、消費者の目線に立った厳しい基準で有田市が審査・認定・管理することで、消費者に安心・信頼を感じてもらうための制度で、制度の運営委員には世界的にも著名なパティシエやマスターソムリエなどが名を連ねています。
今までこの原産地呼称管理制度で認定されたみかんはふるさと納税の返礼品の一つとして消費者に届けられていましたが、より認知度を向上させることを目指して、三越本店での販売イベントを企画しました。
販売イベントでは、認定みかんを販売するだけではなく 、有田市という街のPRにもなるよう、「太陽と、海と、果実のまち」をコンセプトに、カラーを青に統一してイベントスペースをデザインしました。
この販売イベントで有田みかんを初めて食べるというお客様も多かったのですが、販売は好調で、1週間で目標を上回る1,719kgを完売し、大きな手ごたえを得ることができました。
有田市のみかん産業活性化のために、高品質な有田みかんの認知度向上は重要です。販路の拡大やふるさと納税制度の活用だけではなく、今回のような販売イベントを企画するなど、今後も継続した認知度向上策を企画していきたいと思います。
この記事を書いたメンバー
斉藤 亜紀
プロジェクト事務局担当