2018年度販路開拓講座の振り返り会を実施しました
2019年2月21日、小売・卸開拓講座の振り返り会を実施しました。
本講座には、19名の農家さんが参加し、全7回の講座を通して自分のみかんを商品に仕立てる力、魅力を伝える力、取引を実行する力など営業力の基礎を身に着け、展示商談会に出展し、バイヤーへ直接有田みかんの魅力をアピールする実践の場を設けました。商談会出展後は名刺交換をしたバイヤーへ営業・交渉を行い、講座参加者全員が新販路を開拓することに成功しました。
2018年度の成果
・8つの新規販路を開拓
・合計出荷量 41.3t(昨年は4.9t)
・出荷額 1,350万円(税抜、運賃別)
・例年の市場出荷の単価と比べて平均28%アップ
を達成しました。
更に、講座に参加した農家さんが講座で学んだ交渉ノウハウを活用し、既存取引先との取引単価2割アップを成功させました。(総額で売上1,200万円増/5,600万円→6,800万円)
講座のアンケート結果
全7回の講座を通しての満足度も高く、振り返りアンケートでは、「本講座が所得向上に繋がる」と回答した方が85.7%、「講座を他の農家さんにおすすめしたい」と回答した方が76.2%となりました。
参加農家さんのコメント
参加した農家さんからは、
「20年一緒に農業をやってきて、初めて家族が楽しそうに働いている」
「何かあっても気遣いし合える仲間が出来た」
「いろんなことが上手く回り出し、楽しくなってきた」
などのコメントをいただきました。
本講座は、売上の向上に寄与しただけではなく、誇りをもって農業を続けていく意欲の向上にも寄与できたのではないかと感じています。
この記事を書いたメンバー
片野 可那恵
プロジェクト事務局担当