小布施がソトモノを惹きつける3つの理由
2017年4月から1年9か月ほど小布施での取り組みを行っていますが、小布施はリクルートの他にも若者やアカデミア、海外出身者など多くの方が関わり、地域を盛り上げる取り組みが次々に起こっています。
なぜ、多くの人が小布施で取り組みを始めてしまうのでしょうか?
私個人の経験も踏まえ、3つの理由を挙げてみたいと思います。
①町役場がソトモノの招致に積極的
ソトモノが地域で活躍するためには、適切な活躍の場を設定してくれる地域のキーマンが必要です。小布施においては、旦那文化の担い手であった栗菓子屋出身の町長が、ソトモノの力を理解し、積極的にソトモノを招いてきたことが大きいと思います。
また、個人的には、町役場の西原さん・湯浅さんに大変にお世話になっており、町役場の慣例に無い無理なお願いを、嫌な顔をせず、どうしたら実現できるか一緒に考え、実現してくれていることが非常に大きいと感じています。
②町の人も変わり者を面白がる
小布施には温泉が二つありますが、そこで、仕事の電話がかかってきてしまい、ロビーで1時間ほど電話していたことがあります。電話が終わった後、おじいさんに話しかけられ、「どっからきたの」「東京です」「ご苦労やね。頑張ってね」という会話をしたことが印象に残っています。
都会においては、見知らぬ人にはなかなか話しかけないと思いますが、小布施の方々は変わり者が来ても面白がって、受け入れてくれる所があります。それが、町のキーマンだけでなく、普通の人にも根付いている気がします。
③マイナスイオン(緑)と美味しいものに釣られる
実は小布施は年間80万人が訪れる長野有数の観光地でもあります。農村風景の中に、こだわりの飲食店が多数集まっています。
やはり、緑に囲まれて仕事をするのは気持ち良く感じます。その中で食べる、蕎麦や豆腐、地域の野菜を使ったイタリアン・フレンチなどが、普段加工食品で済ます疲れた体をリフレッシュさせてくれます。
さて、3つの理由を挙げてみましたが、やはり、1,2つ目の人の要因が大きいと改めて思います。受け入れてくれて、活躍させてくれて、うまく行ったときに喜んでくれる方がいるから、僕は小布施に行くのだと思います。
この記事を書いたメンバー
佐々木 健介
みかん農家への営業力装着・
販路拡大支援担当