真心の伝え方~町長の手紙からの学び~
地方創生プロジェクトでは、2017年4月から1年間、長野県小布施町でふるさと納税の納税額拡大に向けた3つの取り組みを実施しました。
①仕入れ量の確保
売れ筋の返礼品を把握し、注文が多くなる時期に合わせて農家さんに供給してもらえる体制を築きました。
②ふるさと納税サイトのページリニューアル
栽培に対する想いや農産物の特徴などを農家さんに取材してストーリー化し、ページに反映することで返礼品の魅力が詳細に伝わる工夫をしました。
③メルマガの配信
小布施町の返礼品に興味を持っていただいているカスタマーとの接点をつくるために定期的なメルマガ配信を始めました。
以上の取組の結果、2017年度の納税額は前年比1.8倍となりました。
定期的に結果は町長に報告していたのですが、先日、町長から取組の成果に関しお手紙をもらいました。
多忙な町長からのお手紙なので、有難いのはもちろん、役場内でどのような変化があったかなど大変勉強にもなりました^^
本日は、学びのポイントを2つに絞って共有したいと思います。※町長の許可は頂いています。
自分たちの価値は周りが教えてくれる
まず、取組の成果として、分かり易い納税額の前年比1.8倍という結果に加え、行政にビジネスの視点が根付き始めたことが大きな価値となったと言って頂きました。
企業で働く上での心得であるがゆえに、それが行政の方と働くときの価値になることは明確には意識していませんでしたが、一緒にプロジェクトを回していくうちに、自然と行政内に「目標ありき文化」、「PDCA文化」といったビジネス的な視点が浸透したようです。
企業や組織で働いていると、成果指標はどうしても大勢が理解しやすい数値になりがちですが、人や文化の変化も大きな成果になりうると再確認させて頂きました。
手紙にすると気持ち(真心)が伝わる
やはり手紙はメールよりも心・記憶に残ります。
町長が真心こめて書いてくださったというのが一番の理由ですが、手紙という手触りのある形ゆえに何度も見返し、その度に心に響き、今も大切に取っています。
個人的には、年賀状や家族への手紙など、心を込めて書く機会はあるものの、ビジネスだとどうしてもメールを使いがちでした。
実際、構造化された文章を書くにはメールの方が便利だと思いますが、気持ちを伝える際は、手紙を活用するのもおススメです!!
というわけで、町長からの手紙を頂き、嬉しいと共に、多くを学ばせて頂きました。
この記事を書いたメンバー
佐々木 健介
みかん農家への営業力装着・
販路拡大支援担当